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更新日:2021年3月1日
じどうかんdiaryでは、児童館にまつわるいろいろなことを伝えていきます。少し児童館を身近にかんじてもらい、ともに児童館を地域のみなさんと作っていくことを大切にしたいと思います。
昨年の「いま」、児童館は新型コロナウイルス感染症の関係で臨時休館(正式には3月2日)が始まりました。あのときを思い返すと、児童館としてただ休館するだけで、何もできなかったことを思い出します。それでも、職員スタッフ一丸となって、児童館としてできることを考えて1年間なんとかやってきました。
今日はコロナ禍で生まれた新生児のお宅を3件訪問して、主任児童委員さんと子育て相談啓発活動に出かけました。昨年の「いま」を忘れずに、同時に「あす」に向かって歩んでいきたい。今日は決意の1日です。
もうすぐあっという間の年度末がやってきます。そろそろ児童館の1年間を振り返りたいということで、利用者の皆さんにアンケートを取っています。乳幼児親子向けには、活動や職員の対応、環境整備の状況を知るもので、さらにSNSの活用具合などの調査活動も兼ねています。小学生はコロナ禍での様々な気持ちを少しでも拾えるような内容(例、コロナでどんな気持ちになっていますか?今楽しいと思うことは何ですか?など)となります。ぜひご協力ください!
今年度で20年目を迎えた、中高生世代の居場所づくり活動「夜間開館」が令和2年度京都はぐくみ憲章実践推進者「大賞」に選出されました。2001年に開始当初は夜に中高生の外出を促す活動に対する風当たりも強かったですが、小学生との遊びボランティアから始まり、徐々に地域の中学高校に理解も得ながら、そして制度がない中で法人独自で20時まで開館する試みを積み重ねた、前館長の唐沢先生、当時厚生員の三浦先生、森先生達先駆者の思いを今でも引き継いで、実施しています。
次の25年、30年を目指して、地域の中高生世代の居場所づくりを行う上ですごく励みとなりました。
児童館だからこそ進めていきたい中高生と赤ちゃんとのふれあいが今年度は難しい状況です。毎年地域の高校から来館してもらって、乳幼児クラブの時間にふれあっているのですが、コロナ禍で断念!高校生さんも将来保育や福祉職を希望する子が多いクラスだけにどうにかしたい!ということで今年は乳幼児親子向けの手作り遊びグッズを高校生さんが作り、それを児童館職員が親子に提供をして、遊んでいる姿をパワーポイントで写真構成をして、高校生さんの授業で見てもらうという方法にチャレンジしています。交流の形はいろいろあるかも!
*手作りおもちゃがたくさん、これはお手製パズル
コロナ禍で地域に生まれた活動として「大将軍子ども食堂」があります。これは地域の学区社協を中心に子どもたちの居場所づくりの一環として、毎月1回活動が続いています。児童館も広報協力や、毎回巡回参加をして、地域の人ととの交流の場として応援しています。地域の方から食べた後にもっと遊んでくれたらいいなとの声から、食堂内で工作をしようと相談中です。子どもたちにとって地域に居場所はいくらあってもいい!これからもサポートを継続していきます。
緊急事態宣言は出ましたが、乳幼児親子や小学生、中高生も変わらずに遊びにきてくれてうれしいです。小学生は外に出ることもいとわずに、どろだんご遊びに夢中です。子ども20人VS館長の缶けり対決も子どもが団結して大人に勝とうといろんな作戦に笑わせてもらっています。大人げないと言われようが構わずに本気をだしますが、16人目くらいでいつも負けてしまいます。さて、ほとんどの活動は継続実施ですが、法人独自活動の中高生居場所づくり「夜間開館」活動だけは夜の外出自粛の観点から、19時の時短開館となっています。少し先の明るい未来に向けて、すこ~し充電をしておいてくださいね。
1月4日より2021年の児童館がスタートしました。今年も利用者の皆様にご協力をお願いすることが、まだまだあると思われますが、子どもたちのえがおをたくさん届けていきたいと思います。年度末には秋ごろに干した「つるし柿」とミニしめ縄づくりにはじめてチャレンジしました。
そして、中高生はサンタさんに変身して、聖なる夜にクリスマスプレゼントを届けましたとさ・・・
めでたしめでたしと言いたいところですが、今年の冬休みはとても寒い日が続き、当日は雨‼
それでも中高生15名がグループごとに地域の7組の家庭にプレゼントと即興のバルーンアート、チェキ写真の撮影と子どもたちのために一生懸命取り組みました。この活動は夜に実施する「中高生世代と赤ちゃんとの交流事業」で多世代交流を育むものです。中高生の中には小さいときにプレゼントをもらった子が中高生になってサンタ役をしてくれています。小さいときのうれしかった経験を次世代につないでくれています。
12月24日の夜に児童館の中高生たちはサンタやトナカイなどに仮装して、地域の乳幼児親子にプレゼントを届けます。今回は「えがお」を届けるために家の前でみんなでチェキ撮影も行うことから「中高生えがおサンタ便」という活動タイトルとなります。いま中高生はプレゼント用のバルーンアートを準備中!子どもたちのアイデアに職員もすごい!とびっくりしています。児童館1月号も発行済みですので、また見てくださいね。
よく職業体験や実習生から聞かれる質問…「児童館で働いていてうれしいこと」
昨日は児童館の中高生OBがパパになって家族で来館をしてくれました。とても子育てを楽しんでいて、また来館していた小学生児童にも良いまなざしを向けてくれる、そんな姿をみると「うれしいなー」と思います。そして、私自身12年前入職して、まだ中高生との関わりが乏しいなかで、彼が大学生スタッフとして職員である私と中高生の橋渡し(本人は自覚はないと思いますが)をしてくれたことがすごくありがたかったことも思い出しました。彼が中高生のときにスタートした中高生対象世代活動「夜間開館」が20年目であることを伝えると「ずっと続いていてうれしい、キャンプやご飯づくりをこれからもやってほしい」と言ってくれました。児童館は18歳まででなく、大人になってもずっと一人の人生に触れられるすてきなところだと思いました。
さて、今年度2回目の館外での地域子育て支援ステーション事業は民生児童委員協議会を連携をして「人形劇をみよう」を島津アリーナ会議室を会場に実施しました。児童劇団やまびこ座さんを迎えて、幼児~小学生が楽しめる人形劇を3本上映して、地域の親子の笑い声が絶えない時間を届けることができ、よかったです。
ふと、最近「児童館ガイドライン」を見返すと、第4章第6節に「地域の子どもが利用できる施設等を活用して、文化的活動等の体験の機会を提供するように努める」と明記されています。遊びと同じく今こそ「文化の体験機会」を取り戻していきたいと思います。
寒い日が続きますが、12月も児童館では楽しい遊びを継続しています。今日は華道経験者の職員による「フラワーアレンジメント体験」を行いました。すごく難しくて用意も大変なのかなと思いきや、花瓶の代わりに100円均一のサンタブーツにお花を活けていく方法で、決められた形ではなく自由に楽しく行うことが大切であるとのこと。ちょうどクリスマスツリーを出したところなので、児童館をクリスマスムードに変えてくれました。
お問い合わせ
たかつかさ児童館
603-8335 京都市北区大将軍坂田町8-1
電話番号:075-464-4304
ファックス:075-467-2830